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8・9ページはこちら 広報いわき平成25年12月号 | いわき市役所

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○救急患者の現状 総合磐城共立病院における救急患者︵時間外診療患者︶数は、依然として増加している状況にあります。  また、救急患者の約八十パーセント以上が診療後に帰宅しています︿表2﹀。○搬送者の現状 昨年中の本市の救急搬送者数一万千九百六十六人のうち、軽症者数は五千三十二人で、その割合は四十二パーセントを占めています。 軽症患者の時間外受診や救急車の利用については、医療を受ける側も考えていく必要があります。

特集

9 広報いわき 25. 12

○お問い合わせ 地域医療対策室 ☎

22・7510

適 正 受 診 ・ 適 正 利 用 を

総合磐城共立病院での初診は紹

介状を 地域医療のためにわたしたちができること

    総合磐城共立病院 ☎26 3151  総合磐城共立病院では、病院と診療所 の機能分担を図る国の方針のもと、地域 の医療機関の先生方と密接な医療連携を 結び、切れ目のない医療を実践していま

す。 日頃の健康管理はかかりつけ医を受診

し、専門的な検査や入院の必要な治療に ついては当院が行います。受診の際には、 かかりつけ医からの紹介状をお持ちくだ さい(かかりつけ医から当院地域医療連 携室を通じてご予約をお取りください。 待ち時間が短縮できます)。

 なお、紹介状がなく初診で来院された 方は、診察料とは別に、非紹介患者初診 時加算料として1,575円を負担していた だきます。

 また、時間外や祝祭日に受診された方 で、入院診療の必要のない程度の軽症の 方については、時間外診察加算料として 2,625円を負担していただきます。  これらの負担は、国が“病院と診療所 の役割分担を推進するために定めた制 度”で、厚生労働大臣の許可を得た保険 外診療です。このため、通常は診療時に 窓口負担のない方も対象になります。

◆かかりつけ医をもちましょう  これまでかかった病気やどんな薬 を飲んでいるかなどを、普段からか かりつけ医に相談していれば、いざ というときに最適な治療が受けられ ます。

 また、お薬手帳をお持ちの方は、同じお薬が重なっ ていないか、飲み合わせなどについての確認ができる ので、医療機関を受診する際に持参しましょう。

◆コンビニ受診は止めましょう  軽傷での医療機関の時間外受診は、 救急の重症患者や入院中の急変患者 への対応が困難になってしまいます。 お子さんが急に発病したときなどに

は、「子どもの救急ガイド」や「県子ども救急電話相 談」(P27参照)などを活用し、できる限り医療機関 の通常の診療時間内の受診を心掛けましょう。

◆適正に救急車を利用しましょう  軽症にもかかわらず救急車を利用 すると、真に救急車を必要とする重 症者が利用できなくなり、命にかか わる大事に至ってしまうことにもな りかねません。救急車は適正に利用 しましょう。

〈表2〉時間外受診者の状況

平成22年度

(人)

即時入院患者 平成23年度 平成24年度 診療後帰宅者

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

19,464 15,560

20,477 16,687

21,877

17,962

地域医療対策室 ☎22 7510

特集

広報いわき 25. 12 8

○医師不足の深刻化 本市の医療を取り巻く環境は、震災前から慢性的な医師不足の状況にあります。 厚生労働省の調査によると、いわき医療圏の人口十万人当たりの医療施設従事医師数は、百六十・四人であり、全国平均二百十九人、県平均百八十二・六人を大きく下回っています︿表1﹀。また、福島第一原発の事故の影響により、医師の招へいが困難になるなど、医師不足はさらに深刻な状況となっています。○医師確保への取り組み 市では、国や県に対し、いわき医療圏への医師招へいや、医療従事者の確保に向けた対策の実施について、 継続的に要望しています。 また、県立医科大学とタイアップして、将来の地域医療を担う人材の育成と確保を図る﹁いわき地域医療セミナー﹂の開催や、総合磐城共立病院への医師の派遣などを目的とする大学医学部への﹁寄附講座﹂の開設に向けた交渉を進めています。  そのほか、市内病院に勤務を希望する医師との個別面談の実施など、さまざまな取り組みを進めてきました。 さらに、市外で活躍している本市出身の医師や医学生に対して、本市の医療をはじめとした各種情報を定期的にお知らせする﹁いわき医療ふるさと便﹂も発送しています。 ○いわきメディカルアドバ イザー︵IMA︶制度を 導入 これまでの取り組みに加 え、今年度より、本市出身の医師などで、医療の専門的知識と経験を有する方を﹃いわきメディカルアドバイザー︵IMA︶﹄として委嘱しました。同アドバイザーは、医師の招へいや地域医療セミナーへの協力、本市の地域医療確保に必要な情報についての助言などを行います。○総合磐城共立病院の取り 組み 東北大学院医学系研究科との連携講座の基本協定の締結および、県立医科大学の災害医療支援講座︵寄附講座︶などの活用により、医療のレベルアップだけでなく、研修医や若手医師が集い、医師不足解消の一翼を担う体制が整備できつつあります。

地 域 医 療 の 確 保 ・ 充 実

  市 で は 、 近 年 の 医 師 不 足 の ほ か 、 か か り つ け 医 を 持 た ず 緊 急 性 の 低 い 時 間 外 の 診 療 ︵ コ ン ビ ニ 受 診 ︶ の 増 加 な ど 、 救 急 医 療 を は じ め と し た 医 療 体 制 の 維 持 が 大 き な 課 題 と な っ て い ま す 。 わ た し た ち が 安 心 し て 充 実 し た 医 療 を 受 け 続 け て い く た め に 、 わ た し た ち が で き る こ と を 考 え ま し ょ う 。   市 で は 、 近 年 の 医 師 不 足 の ほ か 、 か か り つ け 医 を 持 た ず 緊 急 性 の 低 い 時 間 外 の 診 療 ︵ コ ン ビ ニ 受 診 ︶ の 増 加 な ど 、 救 急 医 療 を は じ め と し た 医 療 体 制 の 維 持 が 大 き な 課 題 と な っ て い ま す 。 わ た し た ち が 安 心 し て 充 実 し た 医 療 を 受 け 続 け て い く た め に 、 わ た し た ち が で き る こ と を 考 え ま し ょ う 。

表1 医療圏の人口10万人当たりの医療従事医師数

平消防署  救急第一係 石森 鈴佳さん

かけがえのない命のために

 救急の要請があると私達隊員は、さまざまな症状 や最悪の事態を想定して現場に向かいますが、実際 は、自分で病院を受診できる軽症者も多く、そのた めに、一刻を争う重症者への対応が遅れてしまうこ とも懸念されます。皆さんも救急車の正しい利用方 法についてもう一度考え、かけがえのない命のため、 適正利用をお願いします。

医療圏 圏別順位

いわき

280,431人 3,705人 549人

219.1人 182.6人 160.4人

212.9人 183.2人 165.2人 271,897人

3,760人 575人

8,534人

▲55人

▲26人

6人

▲1人

▲4.8人 医師数 対10万人 医師数 対10万人 医師数 対10万人 平成22年12月末日 平成20年12月末日 増 減

参照

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